フーシ派、米と船舶攻撃停止で合意 イスラエル攻撃は継続表明

(VOVWORLD) -トランプ米大統領6日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派が中東の重要な航路の妨害をやめることに同意したため、米国はフーシ派に対する攻撃を停止すると表明しました。

トランプ氏は「フーシ派がもう爆撃しないでほしい、爆撃しなければ船舶を攻撃しないと言ってきた」とし、船舶への攻撃をやめるというフーシ派の言葉を信用すると述べました。ただ、詳細については説明しませんでした。

トランプ氏の発表後、オマーンは声明でフーシ派と米国の停戦合意を仲介したと表明しました。合意に基づき、米国とフーシ派は紅海およびバブ・エル・マンデブ海峡の米艦艇を含め、双方を攻撃しないと言明したものの、フーシ派がイスラエルへの攻撃停止に合意したかどうかについての言及はありませんでした。

フーシ派は、2023年10月にイスラエルがパレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスに対する軍事攻撃を開始して以来、紅海を航行する船舶とイスラエルへの攻撃を繰り返してきました。

これに対し米軍は、イエメンで「ラフライダー作戦」と呼ばれる軍事作戦を3月15日に開始して以降、1000以上の標的を空爆したと発表しています。米軍によると、これらの空爆で「フーシ派戦闘員数百人とフーシ派指導者多数」が死亡したといいます。(ロイター)

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